「修行体験がしてみたい!!」
正直、「修行体験てなんか面白そう!」みたいな感覚でいくのはおすすめしません。
その感覚で行くと後悔することになると思います。
修行体験に行く前に、まずこの記事でお寺での修行体験がどのくらい厳しいのか知っておきましょう!
こんにちは、大学3年の時に修行体験をしたリキヤといいます。
僕は1泊2日で東京近郊の寺院で修行体験をしたんですが、当時の僕にはかなり厳しかったです。
僕が体験した修行は1泊2日で、インターネットなし、朝・夕40分間の座禅、精進料理、1時間の写経というものでした。
この記事では、
・修行体験の1泊2日の流れ
・修行体験の厳しさ
・東京近辺で厳しい修行体験ができる寺院
などを紹介していきます。
修行体験は厳しかったですが、1泊2日終えたあとは頭がすっきりと軽くなったような気がしました。
ゆるい修行体験がほとんど?
修行体験では、
- 座禅
- 作務(清掃)
- 写経
- 精進料理
- 話法
などが経験できます。
今話題の宿坊体験も、修行体験と同じものと考えて良いでしょう。
修行とは、悟りを求めて仏の教えを実践すること。
修行とは本来上記のことを意味しているので、楽なものではないはずです。
しかし、現在は多くの人に体験してもらうために、「かるく座禅をし、精進料理を食べて終わり」といったような、かなりゆるい修行体験がほとんどです。
正直これでは、ほとんど普通の宿と変わりません。
なので僕はなるべく、厳しい体験ができるお寺を探して実際に宿坊体験に行ってきました。
修行体験の主な流れ
修行体験の1泊2日の主な流れを紹介します。
一日目
16:00:入山
17:00:座禅(40分間)
18:30:精進料理
19:30:開浴(風呂)
21:00:開枕(就寝)
二日目
6:00:お勤め
6:30:座禅(40分間)
7:10:法話
8:00:小食
8:30:作務(掃除)
9:00:写経
流れはざっとこんな感じです。
修行体験の厳しさ
厳しいと感じたポイントを5つにまとめて紹介します。
40分の座禅
一番厳しかったのがこの座禅です。
20分を過ぎたあたりから足がビリビリと痺れはじめ、後の20分間は痺れとの闘いです。
正直、早く時間が過ぎてくれと思ってました。
しかし、そう思えば思うほど長く感じるんですね。
この座禅は、1日目の夕方と2日目の朝に行われました。
自然と朝の方が集中でき、このときは時間と言う概念を忘れていました。
インターネットなし
現代はどこにいてもネットに繋がります。
ただ、修行中はネットに接続すること、スマホを見ることも許されません。
1泊2日と短い期間ではあったものの、普段常に手にしているスマホを見れないのは厳しかったです。
早寝
就寝は21:00です。
21:00時になると電気を消さなくてはいけません。
電気を消したからといって21時に寝れるわけもなく、1時間くらいはそのまま起きていました。
ただ、この時間にいろいろと頭の中を整理することができました。
食事中
食事の時は、正座、話すこと禁止、食べ物は残さない、最後は器をおしんこで洗う。
喋らないで、正座をしながら食事するのはなんとなく想像していました。
しかし、食べ終わった器にお湯を入れ、食事に出たおしんこで器の中を洗い、洗った水も飲む、これは正直抵抗がありました。
別に汚いことではないんですが、人生で始めての体験だったので。
ここまでするとあらためて食べ物の大切さに気づけます。
写経
2日目の終わりに写経をします。
写経が厳しいと言うより、問題は正座です。
正座し慣れていない僕にとって、1時間弱の正座はかなりきつかったです。
東京近郊で修行が本格体験できる寺院
太陽寺
住所:〒369-1901 埼玉県秩父市大滝459
アクセス:秩父鉄道「三峰口」駅から車で25分、
※宿泊者のみ「三峰口」駅⇔太陽寺送迎可能(要予約)
料金:9,000円
体験できること:精進料理・座禅、写経・筆写、説法・法話
公式ページ:http://www.taiyoji.com/
正覚寺
住所:〒357-0111 埼玉県飯能市上名栗2326
アクセス:西武池袋線飯能駅およびJR東飯能駅より
国際輿業バス(名郷行き、湯ノ沢行き)で約55分
名郷で下車徒歩1分
料金:7,000円
体験できること:座禅、写経・筆写、説法・法話・精進料理
公式ページ:https://fukuousan-shougakuji.jimdo.com/
*この他、修行体験ができるお寺をさがすにはコチラのサイトが便利です。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。